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『アントマン』

映画


映画『アントマン』予告編 - YouTube

 

あらすじ

仕事や人間関係がうまくいかず、頑張ろうとすればするほど空回りしてしまうスコット・ラング(ポール・ラッド)。別れた妻が引き取った娘の養育費も用意することができず、人生の崖っぷちに立たされた彼のもとにある仕事が舞い込んでくる。それは肉体をわずか1.5センチに縮小できる特殊なスーツをまとい、正義の味方アントマンになるというものだった。スーツを着用した彼は、ヒーローとして活躍するために過酷なトレーニングを重ねていくが……。

 

 

 

83点

 

 

 

公開直後に一度見ていたのですが、その時はあんまりピンと来なかったんですよ。確かに面白いし、「さすがMARVEL!」と思えるシーンもあるんだけど、全体的に感想がまとめにくい作品というか。話のおおまかな流れも大体予想の範疇だったしねえ。という感じでモヤモヤした気持ちのまま2回目を見に行ったのですが、結果として「2回見たのは大正解だった!」と思いましたよ。

 

 

2回見て良かったと思えるのは「なぜ1回目を見た時にしっくりこなかったか」というのが自分なりに解決できたという事が大きいですね。

この映画は唐突に始まるのですが、そのオープニングシーンが後々において重要な役割を果たすんですよね。2回目はその覚悟をして、最初から集中力倍増で見ましたよ。

で、オープニングシーンの後も、物語が始まって15~20分ぐらいの間に主要な登場人物が一気に出てくるんですよね。1回目はその人物関係が上手く整理できないうちにお話が進んでしまってたんだな~と思いましたね。

しかも集中力倍増で見ていたお陰で、登場人物と共に伏線も発見。

「戦車のキーホルダーはこんな初期段階から出てたんだ!」とか「あのクラクションはここで鳴らしてたんだなあ」とかね。これから見に行かれる方は、最初の20分ぐらいが肝ですよ。ここを集中して見れば、後々2倍3倍この作品を楽しめると思います。

 

 

話自体はよくあるお話。

「うだつの上がらない父親が妻や娘に見捨てられ、しかも妻には新しい男が出来ていましたとさ」→「このまま引き下がれない父親は、娘のヒーローになるべく一念発起!」という展開なんですが、そのヒーローになる手段が今作では逆ウルトラマン

ウルトラマンになれるという発明を金儲けの手段として悪用しようとしている男(企業)の野望を止めて、子供達に平和な世界を残すというのがスコット(ポール・ラング)に課せられた使命なのですが・・

彼の「世界を救う」という崇高な使命に立ち向かう姿と、逆ウルトラマン現象によって図らずも起こってしまう事態のバカバカしさのアンバランスさが面白かったですね。

 

 

それとこの映画で触れておかなくてはならないのは、ホープ(エヴァンジェリン・リリー)がとても魅力的だった!ということ。

今年見た映画の女性キャラクターといえば、イルサ(レベッカファーガソン)とガゼル(ソフィア・ブテラ)が双璧だったのですが、ホープはそれに劣らず。イルサがガッチリ系(ムッチリともいう)の身体つきだったのに対し、ホープはちゃんと絞れている感が出ていたし、ガゼルには身体能力では劣るものの大人の色香では圧勝。

というわけで、イルサ、ガゼルにホープを加えた3人私の今蹴られたい女候補にノミネートされました。ガゼルに蹴られたら死んじゃうけど。

最後、ホープのアントマン化を匂わすシーンがありましたけど、どうなるんでしょうね。スコットは既に「キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー」への登場がリリースされていますが、ホープも出るんでしょうか?それともアントマンオリジナルの続編を作るつもりなのか・・その辺りも気になるところです。

 

 

それ以外にも蟻のリアルさ(アントニー!!)、スコットが量子世界から帰還するシーンはもろにウルトラマンやんけ!とか、目をくりくりさせているトーマスの前を巨大化した蟻が横切っていくところとか、好きなシーンも多くて、終わってみればいつもの「さすがMARVEL」感。

 

 

こういう繋ぎ的な意味合いもある作品をこれだけのクオリティに仕上げてくるのは、さすがと感嘆せざるをえません。

2回目見るかどうか迷ったのですが、自分の中のモヤモヤが晴れおまけにこうして感想もまとめる事が出来て、今はとてもスッキリしています(まるで今宵の月のように)。

 

というわけでやっぱりMARVELはMARVELだったと言う事で『アントマン』もおススメでございます。