読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』

映画

f:id:sei1ies:20161216230837j:plain

 

あらすじ:帝国軍の誇る究極兵器デス・スターによって、銀河は混乱と恐怖にさらされていた。窃盗、暴行、書類偽造などの悪事を重ねてきたジン(フェリシティ・ジョーンズ)は反乱軍に加わり、あるミッションを下される。それはデス・スターの設計図を奪うという、困難かつ無謀なものであった。彼女を筆頭に、キャシアン(ディエゴ・ルナ)、チアルート(ドニー・イェン)、ベイズチアン・ウェン)、ボーティー(リズ・アーメッド)といったメンバーで極秘部隊ローグ・ワンが結成され、ミッションが始動するが……。

 

 

80点

 

 

「どうせディズニーが金儲けの為に作った後出しの物語だろ?」と舐めた気持ちで見てきたのですが。ですが同じ後出しでも私はフォースの覚醒より断然こっちが好み。というかシリーズの中でも一番好きな作品かもとさえ感じてしまうのだから、まさに先入観は罪、固定観念は悪by野村克也

 

フォースの覚醒が続きありきの同窓会要素満載の作品だったのに対し、こちらは一話完結の物語。シリーズでお馴染みのキャラクターも殆どと言っていいぐらい出てこない。次々と出てくる登場人物がみんな「おまえ誰?」状態なのですが、これが揃いも揃って超魅力的。

 

f:id:sei1ies:20161217084139j:plain

この3人(正確には2人と1体)のリズミカルなやり取りには笑ったし

f:id:sei1ies:20161217084746j:plain

「アジア系の人物が出てこない」と言われていたシリーズ作品に出演を果たしたドニー・イェンも良い味出してたし

f:id:sei1ies:20161217085436j:plain

ソウ・ゲレラ(フォレスト・ウィテカー)の15年後の風体や秘密基地も最高だったし(以下略

 

という感じで時間が進み登場人物が増えるにつれどんどん楽しくなっていったのですが、半分を過ぎたあたりで悲しい現実に気づいてしまったのです。

これはep4の前日譚。しかし登場人物は4には出てこない人ばかり。ということは・・。

 

それほど「彼らの活躍をもっと見ていたい」と思った。それこそがこの作品の肝だと思える点で、SW的要素は上手に抽出しつつこれほど多くの人物を魅力的に、そして感情移入出来るように描いている。

 

彼らはルークと違いフォースなどという半ば反則技ライトセーバーも身に付けていない。だからこそ彼らにとって帝国軍がいかに手ごわく強大な力を持つ相手であるかという事実が強調される。そんな人々が勇気を振り絞り一致団結し、宇宙とその未来のために命をかけて戦うという、まさに「人生やるかやらないか、の時に「やる」を選んだ勇気ある人々の感動の物語」というSW版ロッキー的作品でもあるのだ。

 

相変わらず「帝国軍の警備甘すぎ」問題とか、彼らが命と引き換えに手に入れた設計図であるにも関わらず「これは希望よ(ドヤ」のレイアをマジでぶん殴りたくなるラストはどうかと思う。でもこの作品全体から発せられる悲しくも前向きなメッセージからすれば瑣末なこと。

 

ルークなんかの戦いがちんけなものに思えてしまうほどシリーズ他作品のどの登場人物よりもこいつらが一番すごくね?という点を一人でも多くの方に確認していただきたいという意味でもオススメの一作でございます。

 

 

 

ちなみにジンの父親が「私のスターダスト」を連呼する度にこれを思い出してクスクスしまう私は、改めてどうしようもない人間だなあ・・

少しは彼らの勇気を見習わないとね。

僕から以上!

 

 

オシマイ